いやー、忙しい。
今が一年で一番忙しい時期だわ。
ミニチュアを作るどころか、パソコンをたち上げる時間も元気もなかったんだが、久しぶりに写真を撮ったのであげてみる。
ブドウ「ネオマスカット」の花。 咲いているところ
↑の段階ですでにツボミの状態で軸を8センチくらい、幅を3~4センチに切る。
(写真の花は弱いので、かなり長めに切ってある)
今年は油断していて、花が咲いてから切ろうと思っていたら、あっというまに開花してしまい、作業がかなり遅れてしまった。
↑花が咲いて実になっているけど、まだ仁丹くらいの大きさで粒を間引くのは難しい。
花の幅を切りそろえられていなかったので、幅だけ調整する。
幅が広すぎると箱に入らないので、適切な大きさにしないといけないのだが、将来どのくらいの大きさになるのかを想像しながら切るのは難しい。
というか、毎年、もうこのころの記憶がなくなっていて、思い出せない… ┐(´д`)┌ヤレヤレ
↑粒が大分大きくなっている。8ミリ弱くらいか?
これくらいになると粒を間引くのがかなりみやすくなる。
受精している粒とそうでないのとが見分けられるようになるので、間違って受精してないのを残してしまう危険性が減る。
受精していない種がない粒は大きくならず、熟れるのが早いので、残しておくてと潰れたりもするし良くないので必ず取らないといけない。
↑をさらに放っておくとハサミが入らなくなって、ものすごい手間取るので非常に危ない。
左にちょこっと映っているのが、開花している房。
こんなに大きくなる。
↑さっきの房、一回目の粒間引き後。
まだまだ多いし、大きい。
後ろにある白い紙は、ガイドとして作った。
2キロの箱で4房入り、つまり一房520グラム前後のブドウを作りたいので、箱の大きさから逆算して、長さが15センチ、幅が10センチの筒状をイメージして間引いたり幅や長さを整形している。
1粒7~8グラム(大粒になれば10グラムくらい?)なので、全部で大体70粒くらいの房になるはずで、↑の状態だとまだまだ多い。
とりあえず、内部をすかしておいて、他のブドウを一通りやって戻ってきたころにはまたきつくなっているはずなので、そのときに二回目を間引いて袋をかけるか、もう一回間引いて終了する予定。
粒をとりすぎたらブサブサのゆるい房になってダメだし、とらなかったら粒がつぶれたりはじけたり、下手したら軸が裂けてしまうので恐ろしい。
たかだか20メートル×40メートルのハウスにこのブドウが多分7000房くらいぶら下がっているので(もしかしたらもっと?)、ひととおり手をつけるだけでも膨大な時間と手間がかかる。
あと、経験というか、技術もいるわなー。ねらった大きさ、形、しまった房を、出荷の時期にあわせて作るのはほんとに難しい(;´д`)
天候しだいで腐ったり、粒が小さくなったり、熟れすぎたり、熟れなかったり、上手くいなかったときは悲惨すぎる・・・。
ピオーネとか大粒系のブドウは花の切り方も、粒の間引き方も房の数も全然違うんだけど、枝の管理(複梢を切ったりとか)棚つけ、防除などに手間がかかるのは大体同じ。
あ、ピオーネは種無しにするためにジベレリン処理をする行程があるな。
ブドウ高いな・・・と思ってる人が多いだろうけど、手間がかかってるんでね…。
ブドウは特に手間がかかるけど、果物にしても野菜にしても酪農、漁業にしても、すごい手間がかかってると思うよ。
作業が遅れてくると手間が倍じゃなくて5倍増しくらいになるので焦るが、粒が1センチくらいになったブドウはかわいくてしょうがない。
しかも、たまにマスカットのいい匂いがしてたまらん。
ああ、今年は無事に収穫できますように。
そして、ねらった大きさにできますように。
それはそうと、家庭菜園の本に絶対に作り方が載っていない野菜があって、そのひとつが「レンコン」よな。
母方の祖父が作っていたから、よく話しをきいて知ってるけど、あれも相当特殊というか、キツイ仕事だったらしい。
今は機械化されてすこしは楽になったのかもしれないけど、その分、値段が安くなったり、機械代をとられたりで収入は減ってるんだろうな。脱線。
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